はい、実際やってみたらすごく簡単でした。
「どうせ国がやってることだから、手続き面倒なんでしょ?」
私も、マンナンバーカードに対して、そういう印象を持ってました。みなさんも、そう思ってませんか? 私の周りの人に聞いてみても、そういう人は多いです。でも、実際やってみたら拍子抜けするほど簡単でした。
経済対策として国が新たに2万円分の「マイナポイント」を付与するというニュースも飛び込んできてますが、これもマイナンバーカードがなければ受け取れません。マイナンバーカードに発行には1か月ほどかかるので、今申し込んだらギリギリ年内間に合うかのタイミングです。
ポイント付与に加えマイナンバーの健康保険証としての利用もはじまっています。「わしは一生マイナンバーカードはつくらん!」と決めた人以外はそろそろマイナンバーカードを準備したいところです。
私は普段、スタートアップのお手伝いなどをしているんですが、たまたま今手伝っている企業の業務上、マイナンバーカードの電子証明書が必要になりました。
「めんどくさいなー」と思ってこれまで放置していたマイナンバーカード(個人番号カード)の交付申請ですが、仕事で必要となっては仕方ありません。というわけで、しぶしぶ重い腰をあげて交付の申請をやってみることにしました。
実際やってみると5分ほどで完了。スマホをお持ちならスマホでやるのをオススメします。
以下、スマホを使った申請の手順を説明します。
個人番号カード(マイナンバーカード)の交付申請書は、すでにみなさんの自宅に封書で届いているはずです。
封書の中には「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書」という申請書が入っているはずです。わからない場合にはマイナンバーカード総合サイトの「郵便による申請方法」のページで確認してください。見本および記入方法が紹介されています。
ちなみに「郵便による申請方法」のページでは用紙を紛失した人向けに、申請書のダウンロードデータも配布しています。
▼マイナンバーカード総合サイト「郵便による申請方法」
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse-yubin/
申請を始める前に、スマホで自分の写真を撮っておくことをおすすめします。申請の途中で慌てて撮影するより、事前にじっくり自分の写真を撮っておいたほうが、いい写真が撮れます(たぶん……)。
顔写真ですが、証明写真のような写真を撮ればOKです。基本的にはこのような写真だとサイトに説明があります。
・最近6か月以内に撮影
・正面、無帽、無背景のもの
・白黒の写真でも可
詳しくはマイナンバーカード総合サイトの「顔写真のチェックポイント」を参照してください。
▼マイナンバーカード総合サイト「顔写真のチェックポイント」
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse-checkpoint/
申請はスマホでやるのが簡単です。理由は、写真のアップロードが楽で、23桁の申請書IDの入力が不要になるからです。
申請途中にメールチェックのプロセスもありますが、これもスマホがあれば簡単に済ませることができます。
上記申請書の右下にQRコードがありますが、これは、ひとりずつ違うQRコードになっています。スマホでカメラを起動し、QRコードを写すとブラウザが立ち上がります。QRコード経由でスマホ申請をおこなうと、23桁の申請書IDが自動的に入力されます。手動で23桁のIDを入力する手間が省けるので、非常に楽です。
利用規約の確認です。チェックして確認ボタンを押します。
氏名とメールアドレスを入力します。申請書IDは自動で入力されているので、手動入力の必要はありません。
先のステップで登録したメールアドレスに確認メールが飛びますので、メールを確認しましょう。個人番号カード交付申請書受付センターから申請専用URLにアクセスします。
このとき、他の端末から申請専用URLにアクセスした場合、さらに4桁の認証番号の入力を求められますので、メールをチェックして入力します。
写真のアップロードです。オレンジ色の「アップロード」のボタンを押すと、写真の選択画面が表示されます。アップロードしたい写真を選んでください。その後「確認」ボタンを押します。
すると次に顔写真登録の確認画面が出てきます。チェックをして「登録」ボタンを押します。
生年月日を入力します。「上記の申請内容に、誤りはありません」をチェックして、「確認」ボタンを押します。
次に登録内容の最終確認「申請情報登録確認」という画面が出てくるので、表示された内容を確認してページ下にある「登録」ボタンを押します。
これで申請完了です。後日、市区町村から交付通知書というハガキが届きます。このハガキに交付場所が書いてありますので、あとはマイナンバーカードを取りに行くだけです。
ちなみにマイナンバーカードの受け取りは、混雑緩和のため自治体や窓口によって「原則予約制」や「予約推奨」だったり、逆に「予約なしでもOK」だったりと条件がことなります。届いたハガキに書かれる受け取り方法は、必ずチェックするようにしましょう。
以上が、スマホを使ったマイナンバーカード取得の方法でした。
主にきかれることって、これだけです。
・名前
・メアド
・顔写真
・生年月日
いやぁ、簡単ですね。
私はかなり身構えて、封書が届いてもほったらかしにしていたのですが、こんなに簡単なんだったら早くやっときゃ良かったと思いました。反省。
健康保険証の代わりとして使えたり、身分証明書になったり、コンビニで住民票がとれたり、さらには経済対策のマイナポイント付与があったり——使いみちが増えてきている今、マイナンバーカードを取っといて損はないと思います。
というわけで、早速、マイナンバーカード交付申請の封書を開いてスマホでQRコードを読み込んでみましょう。
※記事中の画像はスマートフォン用版マイナンバーカード登録ページのスクリーンショットです。
(寄稿者・深水英一郎:https://nitsuite.jp/fukamie)