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『教養としての生成AI』(清水亮) – ChatGPT本のおすすめ – 評価5

ChatGPT本のほぼすべてを読んだ上でレビューしています。多数出版されているChatGPT本の中で一体どれを読めばよいのかという方におすすめ本を紹介、読書のヒントを提供。

『教養としての生成AI』(清水亮)

『アフターChatGPT 生成AIが変えた世界の生き残り方』(山本康正, PHP研究所)

おすすめ度

★★★★★(5)

レビュアーコメント

非常に面白く読めた。著者自身が現役の開発者であり、人工知能を専門としている技術者であるため、説明が緻密でわかりやすい。

チャットの歴史から詳しくひもといてChatGPTを解説している点は他書にない魅力。他のChatGPT本にもたいていAI史はあるのだが、切り口が独特でためになった。一点、生成AIで音楽をつくることに否定的と述べている部分に関しては唐突に情緒的に語られているように感じた。

最終章(第6章)「 AIネイティブ時代を生き抜く」は示唆に富んでいて非常によみごたえがあった。AIが社会に組み込まれたこれからの時代、AIをどう捉え、人間はなにをすべきかという点についてヒントがたくさん隠されていると感じた。

ビジネスパーソンにおすすめできる本です。技術者視点のChatGPTの本を読んでみたいのであれば、いまのところ一番おすすめの本。新書なので、気軽に読める。

著者

清水亮、しみずりょう
プログラマー。近年はディープラーニングを活用した人工知能の開発を専門としている。

版元

幻冬舎

ターゲット

ビジネスパーソン、技術方面に興味があり知見を深めたい読者

価格

1034円(税込)

発売日

2023/7/26

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